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デビュー!(1965年) The Magnificent Moodie レイ・トーマス(Flu、Perc、Vo)、マイク・ピンダー(Key、Vo)、グレアム・エッジ(Dr、Vo)、デニー・レイン(G, Vo)、クリント・ワーウィック(Bass)でデビュー。 バンド名の通り、R&B路線を追究しています。ほとんどの曲でデニーが歌っています。のちに彼が在籍するウイングスのライヴ盤で彼が歌っているGo Nowを収録。この曲以外惹かれるものはなし。 1966年6月にクリントが音楽ビジネスから足を洗うために脱退。10月にはデニーも脱退。 |
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デイズ・オブ・フューチャー・パスト(1967年) Days Of Future Passed クリントとデニーの後任として、ジョン・ロッジとジャスティン・ヘイワードが加入。 金欠状態のなか、レコード会社から「モノラル録音よりステレオ録音の方が魅力的だと世にアピールするために、ドヴォルザークの交響曲のロックアレンジとオーケストラをミックスしたアルバムを作って欲しい」と言われて引き受けたものの、「どうせならその構成をオリジナル曲でやる」とレコード会社に黙ってレコーディング。 とある人の1日を描いたコンセプトアルバムになっています。 ロックバンドのアルバムと言うより、オーケストラメインの中にバンドサウンドが入る感じ。いい塩梅にマッチしています。 オリジナルマスターテープが破損していることが1978年に発見され、2017年まではマルチトラックテープからリミックスされた音源を使ってリリースされていました。50周年となる2017年に最新技術でマスターテープの破損個所を修復して2CD+DVDとして発売されました。 SACDにはサラウンド音源も収録。 |
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失われたコードを求めて(1968年) In Search Of The Lost Chord 探求と発見をテーマにしたコンセプトアルバム。 シタールなどのインド楽器、フルートやサックスなどの管楽器、チェロなど多数の楽器をメンバーが演奏して曲に味付けしています。 カバーアートからは「ダークでハードなサウンドになっている?」と思わせますが、メロトロンやアコギの刻みをバックにしたほのぼのさを感じるソフトな曲が多いです。 そんななかHouse of Four Doors、Legend of a Mind、House of Four Doors (Part 2)の連作は、やや複雑な展開にプログレさを感じます。 ラストは、インド楽器がバックで鳴るなか、重厚なコーラスが「アウーン、アウーン」という不思議な世界を描いて終了。 SACDにはサラウンド音源は収録されていません。DVDセットには収録。 |
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夢幻(1969年) On The Threshold Of A Dream 夢をテーマにしたコンセプトアルバム。 宇宙空間みたいなシンセがジーンと鳴るなかセリフがからむ不思議な世界で始まり、ギターが効いたアップテンポ曲に突入するところは絶妙。次のメロトロンとフルートのからみが心地よいジャズっぽい曲とのコントラストがついています。 全体にメロトロンとアコギをバックにした重厚なコーラスが聴けるほのぼの系が多いなか、たまに入るハード目のアップテンポ曲がいいアクセントになっています。 終盤は、宇宙空間風とナレーションが再び流れた後、アコギ弾き語り風を序章として、シンフォニックなインスト曲になり、再びアコギ弾き語りとなった後、宇宙空間サウンドで余韻たっぷりに終了。 SACDにはサラウンド音源も収録。 |
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子供たちの子供たちの子供たちへ(1969年) To Our Children's Children's Children アポロ11号の月面着陸から着想を得たアルバム。オープニング曲はロケット発射をイメージさせるサウンドでスタートし、勢いのある演奏をバックにマイクが語りを入れ、これまでになく派手な感じがします。 続く曲は、美しく鳴るハープで幕開けする素朴なアコギ曲。コントラストが心地よし。その後、ほぼ曲間なしにハード曲、ほのぼの曲、しっとり曲など種々のタイプの曲が押し寄せてきます。アルバムを通しての展開のプログレ度が高く、聴き応えあります。 SACDにはサラウンド音源も収録。 4CD+Blu-rayには本作と「コートライヴ」のステレオリミックスや5.1chミックスなども収録。 |
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コート・ライヴ+5 Caught Live + 5 1969年12月12日のロンドン公演を収録。 1967〜8年に録音した未発表曲5曲も収録しています。 |
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BBCライヴ Live at the BBC: 1967-1970 1967年5月9日〜1970年5月29日のBBCでのライヴを寄せ集めたもの。 |
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クエスチョン・オブ・バランス(1970年) A Question Of Balance ライヴで演奏を再現することを想定して、シンプルな楽器構成で演奏しています。 オープニング曲はジャスティンがアコギをかき鳴らしながら熱唱するアップテンポ曲で始まり、中間部ではメロトロンをバックにしんみりと歌い、再びアップテンポになるという変化に富んでいます。 これ以降、ジャスティンの曲は洗練されたロック、その他のメンバーの曲は従来のほのぼの系になっています。 前2作に比べてプログレ的な面白みに欠けます。 SACDにはサラウンド音源も収録。 |
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ライヴ・アット・ザ・アイル・オブ・ワイト・フェスティバル1970 Live at the Isle of Wight Festival 1970 1970年8月30日のワイト島でのコンサートを収録。 絶頂期の熱い演奏を聴けるという歴史的価値はあるものの、音が団子状態(モノラルか?)で、こもり&割れ気味で聴きづらくて曲の魅力が伝わってきません。 |
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童夢(1971年) Every Good Boy Deserves Favour オープニング曲は、音楽の誕生からロック創生までを約5分間で表現するインスト(セリフが3つ入る)。目まぐるしい展開はまさにプログレ。切れ目なく、これまでにないハードなジャスティンの曲に雪崩れ込むところはカッコよいです。 その後の曲は、ほのぼの系がメイン。中盤のグレアム作の曲はこれまでにないハード目のポップで新鮮味があります。 前作ではほとんど聴けなかったフルートが入った曲では、ほんわかな気持ちになれます。 ラストは、チェロ、管楽器、メロトロンが効果的に使われている、しんみりさとドラマチックさが同居した複雑に展開する6分間曲。プログレ的な聴き応えがあります。 SACDにはサラウンド音源も収録。 |
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セヴンス・ソジャーン(1972年) Seventh Sojourn ドラムの刻みが目立つサウンドで幕開けし、意外性があります。続く曲ではメロトロン(or チェンバリン)がシンフォニックに鳴るなかジャスティンが優しい声で歌い、心に染みる安らぎを感じます。泣きのエレキギターソロもよし。同様のギターが随所に聴かれ、ギタリストとして新境地に達した感じ。 他の曲もほんわかとした雰囲気で、癒されます。 ラストはベースがよく動き、サックスが鳴るアップテンポ曲でドドーンと派手に終了。 1974年のアジア・ツアーの終了後、疲労困憊のための長期休止に入ります。 SACDにはサラウンド音源も収録。 |
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新世界の曙(1978年) Octave バンド休養中にソロアルバム作成やプロデューサー業をやり、リフレッシュして、1977年に活動再開。 新婚で家族と一緒に過ごしたいと思ったマイクが今後のツアーに参加しないことを表明し、レコーディング途中で離脱。そのため3曲でオーケストラの演奏が収録されています。 アルバム発売後のツアーでは、イエスをお払い箱になったパトリック・モラーツが助っ人として参加。 |
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ボイジャー - 天海冥(1981年) Long Distance Voyager 「ツアーには出ないけどレコーディングには参加できる」と思っていたマイクの参加を拒否して、パトリックを正式メンバーに迎えてレコーディング。 オーケストラがシンフォニックなサウンドを奏でるなか、パトリックはピョコピョコやキラキラとしたモダンなシンセサウンドを入れています。これまでの彼らのサウンドとは大違いで垢抜けた感じがします。よく聴くとキーボード以外のサウンドは70年代風でガラッと変化したわけではないことがわかります。 歌メロ、歌い方、シンセの入れ方がELOみたいな曲があります。 ラスト3曲はミニ組曲になっていて、曲調のめまぐるしい変化が楽しめます。 |
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プレゼント - 新世界への道程(1983年) The Present 前作が大ヒットしたことで同路線を追究。 同時期のELOに通じる垢ぬけたポップ曲が収録されています。ポップアルバムだと割り切って聴けば楽しめます。 パトリックの軽めのシンセが曲調にマッチしています。 |
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ジ・アザー・サイド・オブ・ライフ(1986年) The Other Side Of Life デヴィッド・ボウイのアルバムのプロデュースで有名なトニー・ヴィスコンティをプロデューサーに招いて作ったアルバム。シンセベース使用、シーケンサー多様でシンセポップ感が強まりました。 このスタイルに合わないために、レイ作の曲、彼がリードボーカルの曲が消滅。 プログレの片鱗もないですが、ポップアルバムとしては心地よく聴けます。 |
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シュール・ラ・メール(1988年) Sur La Mer 再びトニーがプロデュース。前作と同様。 シンセポップ路線でレイの活躍の場がなくなり、ライヴ要員としては在籍しているもののレコーディングには参加していない扱いになりました。バッキングボーカルを録音したものの、トニーが「重厚なコーラスはいらん」と思って彼のボーカルパートを使わなかったそうです。 |
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キーズ・オブ・ザ・キングダム(1991年) Keys Of The Kingdom アルバムのレコーディング中に、パトリックがバンドへの不満を雑誌インタビューで語ったこと(サウンド路線や曲作り体制)、さらに本職よりも出身国のスイスの700年記念コンサートに多くの時間を割いていることに他のメンバーがブチ切れ、彼をクビにしました。 パトリックが参加したSay What You Meanはシンセポップですが、それ以外の曲はAOL的なポップ&ロックで耳に馴染みます。ホーンセクションも導入した曲がありバラエティに富んでいます。 脱シンセポップ路線を受けて、レイ作&ボーカルの曲が復活。久しぶりにフルートが聴けます。 |
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Live at Montreux 1991 1991年7月3日のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの演奏を収録。 女性コーラス隊2名を含むサポートメンバーを率いて、4人が元気いっぱいの演奏をしています。1970年代の曲と1980年代以降の曲をうまいこと織り交ぜています。 ジャスティンとジョンが前面に立ってグイグイと引っ張り、レイはコーラスやフルートで味付けしています。ラストはRide My See-Sawでにぎやか&ノリノリで終了。 フェスティバルでの演奏のせいかライティングに派手さがなく、カメラアングルも単調で視覚的な面白さとしてはもうちょい。 |
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ライヴ:ア・ナイト・アット・レッド・ロックス A Night at Red Rocks with the Colorado Symphony Orchestra 1992年9月9日にアメリカ、デンヴァー近郊で開催したオーケストラとの共演を収録したもの。フルオーケストラをバックに演奏するのはバンドの歴史初。時折入る女性コーラスが華やかさを加えています。 序盤はオーケストラの響きを活かした、ゆったりなアコースティック系の曲を演奏して、ほっこりとした気持ちになります。 「もうちょい刺激が欲しい」と思ってきた中盤にはドラムやエレキが目立つロック色が強くなり雰囲気が一変。中盤のクライマックスとなるThe Story in Your Eyesは超ノリノリになって大盛り上がりです。その勢いでラストまで名曲が連発されていきます。 |
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ストレンジ・タイムズ(1999年) Strange Times ちょっと憂いを感じるメロとギターが心地よいアップテンポなジャスティンの曲で幕開け。 全体的にアコースティックな調べを感じ、ほんわかとした温かい気持ちになれます。AOLアルバムとして楽しめます。 ラストはピアノ、アコギ、フルートの演奏をバックにグレアムが詩を朗読した後、ジャスティンの爽やかなギターソロとボーカルで幕が下り、ほっこりとした気持ちで終了。 |
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ホール・オブ・フェイム 〜ロイヤル・アルバート・ホール 2000 Hall of Fame: Live From the Royal Albert Hall 2000年5月1日にロンドンで開催したオーケストラとの共演を収録したもの。 2002年末にレイが引退を表明。 |
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December(2003年) クリスマスアルバム。 |
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ラブリー・トゥ・シー・ユー:ライブ Lovely to See You: Live 2005年6月11日のロサンゼルス公演を収録。 |
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Days of Future Passed Live 2017年7月6、7日のカナダ、トロント公演を収録。 前半はジャスティン、ジョン、グレアムとサポートメンバーで演奏。観客の反応がすごくよく、曲が終わるごとに大拍手&スタンディングオベーションが起きるのをメンバーが嬉しそうに眺めているシーンがほほえましいです。 後半は50周年記念で「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」をオーケストラ帯同で完全再現しています。オケの調べがとてもきれいで、ほれぼれします。 バンドとオケがサウンド面だけでなく、視覚面でもうまいことマッチしています。ライティングやバックスクリーンに映し出される映像がとてもきれいで画面に惹きこまれます。 カメラアングルやカット割りがナイスで見ごたえがあります。 2021年11月11日にグレアムが死去したことで、ムーディー・ブルースとしての活動が完結。 |
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