McDonald and Giles

McDonald and Giles

1970年にKCを脱退したイアン・マクドナルド(管楽器、Key)とマイケル・ジャイルス(Dr)が、マイケルの弟のピーター(B)と一緒にレコーディング。

穏やかな曲の連続で「宮殿」の刺激やドラマチックさを期待すると拍子抜けします。インストパートはまあいいですが、ボーカル(イアンか?)がイマイチで聴いていてガッカリ感が強まってきます。



21st Century Schizoid Band

The London Sessions

2002年、KCオリジナルメンバーのイアン・マクドナルド(管楽器、Key)とマイケル・ジャイルス(Dr)、マイケルの弟のピーター(B)、メル・コリンズ(管楽器、Key)、ジャッコ・ジャクジク(G、Vo)でKCの初期4作の収録曲を演奏するバンドを結成。

2002年8月22日のロンドンでのスタジオ・ライヴを収録。

冒頭のA Man A Cityからイアンとメルのツイン・サックスが炸裂していい感じ。他の曲でも長めのサックスやフルートソロが入ってフリージャズ感があります。ラストの21stもツインサックスが炸裂します。


(CD+DVD)


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Live in Japan

2002年11月6日の新宿厚生年金会館公演を収録。KC曲は、上記に収録されたものにEpitaphが追加。

イアンやマイケルのソロ曲、マクドナルド&ジャイルズの曲も演奏。意外と耳に馴染んで心地よさがあります。

Live in Italy

2003初頭にマイケルが脱退し、後任にイアン・ウォーレスが加入。

2003年3月25日のイタリア、フォルリ公演を収録。

フリージャズっぽいインプロ曲を序章にしたSailor's Taleでの楽器の複雑なからみ具合は絶品。

Live in Barcelona

2003年10月20日のスペイン、バルセロナ公演を収録。

前作までの曲に加え、CirkusやCadenceも演奏。終盤はEpitaph、21stと来てStarlessで終了。「Starlessをやるなんて、このバンドの趣旨に合わないのでは?」と思いきや、オリジナルではメルとイアンがサックスを吹いていたので正当性はあると納得(このライブではイアンはキーボードを演奏しているのでツイン・サックスにはなっていない)。

これまでで一番充実した内容になっています。曲の完成度は本家を越えたと言っても過言ではない。

Pictures of a City - Live in New York

2004年4月27日のニューヨーク公演を収録。

セトリは1曲目の序章的インスト以外、バルセロナと同じ。こちらも熱気に満ちた素晴らしい演奏を収録しています。音質的にはバルセロナの方が若干良好。



Jakszyk, Fripp and Collins - A King Crimson ProjeKct


(CD+DVD audio)


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A Scarcity of Miracles

2006年のジャッコのソロアルバムにロバート・フリップがゲストに招かれたことから交流が深まり、ロバートが過去に録音したサウンドスケープを元に曲作りを開始。

メルも呼ばれてサックスを加え、ほぼ完成した時点でトニー・レヴィン(B)とギャヴィン・ハリソン(Dr)が呼ばれてリズム・セクションを追加。

サウンドスケープをバックにジャッコの歌とメルのサックスが入るというスタイルで、1曲だけ聴くと浮遊感が心地よいと思えますが、ハードなギターが入ることもなく、特に盛り上がることもなく延々と同じ曲調が繰り返されるので飽きてきます。

2013年、この5人にパット・マステロット(Dr)とビル・リーフリン(Dr, Key)が加わり、7人体制KCが誕生。



The Crimson ProjeKct

Official Bootleg Live 2012

2011年8月にエイドリアン・ブリュー、トニー、パットが合宿音楽セミナーを開催したことがきっかけとなり、9月にスティックメン(トニー、パット、マーカス・ロイター(タッチ・ギター))とエイドリアン・ブリュー・パワー・トリオ(エイドリアン、ジュリー・スリック(B)、トビアス・ラルフ(ds))で合同コンサートを実施。

2012年夏にドリーム・シアターの前座をやることになり、ロバートから命名されたバンド名で参加。その際の音源を収録。

オープニングのB'Boom、Thrakでは演奏の勢いに圧倒されます。しかし、ボーカル曲は単なるコピー感が強い。もし、生で見たら「完璧ですごくいい演奏だ」と実感したかもしれませんが、音だけなので「どうせならKCを聴く」という気持ちになります。

Live in Tokyo

2013年3月15〜17日のクラブ・チッタ公演からの選抜音源を収録。

前作は8曲ですが、こっちは12曲。Larks pt2もやっています。



BEAT


(2CD)


(2CD+Blu-ray)


(2CD+Blu-ray)


(3CD+Blu-ray)

Live

エイドリアンとトニーが、80年代クリムゾン曲を演奏するバンドを作ることを決め、スティーヴ・ヴァイ(G)、ダニー・ケアリー(Dr)とBEATを結成。

2024年11月10日のロサンゼルス公演を収録。

同月にこの公演が期間限定で配信された内容を私のブログに書いています。トニーのスティックやファンクフィンガースの指さばきをしっかりと収録。元気いっぱいのエイドリアン、手数が多いダニーのドラム、トリッキーなスティーヴのギター。見どころが多いです。

今回の映像が配信と同じかどうかは不明。







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