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詠時感〜時へのロマン(1982年) ASIA レコード会社の声掛けで、イエスを脱退したばかりのスティーヴ・ハウとジョン・ウェットンがグループ結成することになり、スティーヴがイエスの同僚だったジョフ・ダウンズを誘い、そして元ELPのカール・パーマーが参加して結成。 私はこのバンドの誕生をリアルタイムで知り、「さぞかし激しいプログレ・バトルが展開されている」と期待していたのですが、シングルカットされたHeat of the Momentを聴いて、あまりにものポップさに幻滅してしまいました。 しかし、先入観を捨てて聴くと曲はいずれも完成度が高く、短めのポップ調の中に、きらりとプログレっぽい演奏が挿入されます。Sole SurvivorやTime Againのカッコよさと言ったらたまりません |
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アルファ(1983年) Alpha 前作のヒットで気をよくしたジョンとジェフが売れ線狙いの曲を書きまくり、スティーヴの曲は採用されず。 そのためか、前作で感じられたプログレ風のアレンジは薄まり、純メロディアス・ロック調の曲が増えました。 いい曲が収録されていますが、前作の「かっこよいサウンド」を期待すると肩透かしをくらいます。 アルバムが売れず、ツアー時にジョンがアルコール依存症のためにアルバムでの演奏が再現できない状態になっていて、また、チケットが思ったより売れなかったことでツアーが途中でキャンセルされました。その後、1982年10月にジョンが離脱(ジョンが自ら脱退した説、解雇された説がある)。 |
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エイジア・イン・エイジア~ライヴ・アット・武道館 1983 Asia In Asia -Live At The Budokan, Tokyo, 1983 「エイジアのコンサートをアジアでやってみたら面白いんじゃない?」ということで、MTVが全米に衛星生中継することを決めたコンサート。この企画があったのにジョンが脱退したので、カールの声掛けでグレッグ・レイクがジョンの後任としてエイジアに加入。グレッグは、レコード会社から断り切れないくらいの大金を提示されたとのこと。 1983年12月7日に衛星生中継された映像を収録したDVD/Blu-ray、同日と前日の音源を収録したCDのセット。2022年に突如発売されました。発掘されたマルチトラックテープからリミックスしただけに音質は最高レベル。映像ではメンバーが楽しんで演奏している様子が伺えます。ジェフは横にズラッと並べられたキーボードを駆使するためにサイドステップで頑張っています。グレッグの声はやはりよい。詳しくは私のブログをご覧ください。
グレッグはエイジアで商業的なサウンドを続けることは自分の生にあわないと思い、コンサート終了後に脱退。 |
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アストラ(1986年) Astra グレッグの脱退により、ジョンが復活。 このアルバムのリハーサル途中で、スティーヴが脱退し(これが、ジョンがエイジアに戻る条件だったという説あり)、ハードロック系のギタリストが参加。プログレ色は消え去り、単なるポップ作になりました。 最初の二曲はよいのですが、その後は緊張感が欠けた曲が延々と続きます。 セールス的に大コケし、責任をとらされてジョンが解雇されて、一時解散。 その後、エイジアはジェフを中心に地道に活動を続けます(アルバム紹介は省略)。 |
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ファンタジア〜ライヴ・イン・トーキョー Fantasia Live in Tokyo 2006年にジェフの声掛けでオリジナルメンバーが終結し、活動再開を決定。 本作には2007年3月8日の東京公演を収録。 エイジアの曲は、ホットで完璧な演奏を聴かせてくれて胸が熱くなりますが、「昔、在籍したバンドの曲(イエス、キング・クリムゾン、ELP、バグルス)」になると演奏が怪しくなり聴きづらいのが難点。 |
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フェニックス(2008年) Phoenix 35年ぶりにオリジナルメンバーでリリースした作品。 ハードロック曲あり、泣きのバラードあり、超ポップ曲あり、雰囲気たっぷりのプログレ風ありとバラエティーに富んでいます。憂いたっぷりで、まさにオトナのロックです。 後半の曲にインパクトがなく、ダラダラした印象を受けるのが残念。 スティーヴのギターとジェフのキーボードがバランスよく入っており、バンドとしての一体感を感じます。 |
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スピリット・オブ・ザ・ナイト〜ライヴ・イン・ケンブリッジ 2009 Sprit of the Night - The Phoenix Tour Live in Cambridge 2009 2009年8月19日のケンブリッジ・ロック・フェスティバルでの公演を収録。 ファースト・アルバムの曲を中心に、「フェニックス」から新曲を2曲演奏しています。「ファンタジア」と異なり、「昔、在籍したバンドの曲」が演奏されておらず、100%エイジアサウンドが満喫できます。ジョンの声がよく出ています。スティーヴの奇妙な動きもばっちり収録され、楽しめます。 |
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オメガ(2010年) Omega とにかく全ての曲のメロディーがよく、耳に馴染みます。ノリがよいアップテンポ曲とじっくりとジョンが歌い上げるバラード曲が交互に収録され、ラストまで緊張感が保たれています。 ロック&ポップ調の曲は、オープニングのFinger on the Triggerを始め、後半でカールが気合の入ったドラムを聴かせるHolly War、エイジア的シンフォニックサウンドが炸裂するI Believeなどライブ映えするものばかりです。 |
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レゾナンス-オメガ・ツアー〜ライヴ・イン・バーゼル 2010 Resonance -Live In Basel Switzerland 2010年5月4日のスイス公演を収録(CD2枚組)。80年代の曲に加え、当時の最新作「オメガ」から多くの曲を演奏しています。 どうせ買うなら、DVD/Blu-rayをどうぞ。 私は5月17日の大阪公演に行ってきました。大満足の内容でした(詳しくはこちら)。 |
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ハイ・ヴォルテージ・ライヴ 2010 High Voltage Live 2010年7月24日、ロンドンで開催されたハイ・ヴォルテージ・フェスティヴァルでのライヴをフル収録。 ファーストアルバムの曲をすべて演奏しています(曲順は入れ替え)。 ミックスがイマイチで音のバランスが悪いです。特にOne Step Closerはジョンよりもスティーヴの声の方がでかくて聴きづらいです。 |
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The Official Bootlegs, Volume One 1982年5月3日のアメリカ、バッファロー公演、 1983年8月22日の同、ウースター公演、2007年3月23日のサンパウロ公演、2008年5月12日の東京公演、2010年12月14日のロンドン公演をそれぞれ2CDに収録したボックスセット(計10CD)。もともとブートで出回っていたものを公式としてリリース。 1982年分は荒々しいものの、音質はそこそこクリアで分離もよし。1983年は音がこもっていてイマイチ。2000年代は良好です。 |
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XXX〜ロマンへの回帰〜(2012年) XXX 結成30周年記念のアルバム。 耳触りが心地よい曲が収録されています。「21世紀のエイジア・サウンドの王道」と言った感じです。 オメガのような緊張感はなく、ほんわかとした優しさを感じる作品です。プログレさは皆無です。 |
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エイジア・ライヴ・イン・サンフランシスコ 2012 Axis XXX: Live San Francisco 2012年11月7日のサンフランシスコ公演を収録。 音源だけ聴きました。ファーストとセカンドの名曲を主体に演奏。時おり入るXXXの曲やスティーヴのソロがいいアクセントになっています。 |
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シンフォニア〜ライヴ・イン・ブルガリア 2013 Symfonia: Live in Bulgaria 2013 2013年1月に、エイジアとイエスのかけもちに精神的&体力的限界を感じたスティーヴが、イエスに専念するために脱退し、後任にサム・コールソンが加入。 6月から始まったヨーロッパツアーの最終公演となった9月21日のブルガリア公演を収録。 前半はメンバーのみでの演奏で、後半は地元のオーケストラとの共演です。 サムは、スティーヴとは全く異なるプレイスタイルでギターを弾いています。速弾きテクニックでは彼が上ですが、老いたスティーヴの危なっかしいプレイにハラハラしながら聴くのがエイジアのライヴの醍醐味だったので、物足りなさ&違和感があります。 オーケストラとの共演パートは、バラード曲でのうまくマッチングしているのはもちろんのこと、プログレ風のOnly Time Will Tell、Wildest Dreamsではジェフのキーボードサウンドの薄さをカバーして、曲のリッチさをアップさせてイイ感じです。 |
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グラヴィタス〜荘厳なる刻(2014年) Gravitas サムをリードギターに据えた最初で最後のアルバム。とは言え、ほとんどギターの出番がなく、彼の存在感は希薄です。 しっとりとした曲が延々と続き、インパクトに欠けます。ジョンの声をじっくりと聴きたい方はどうぞという感じ。 ボーナスDVDには、2013年にブルガリアで行なわれたオーケストラとの共演ライヴ映像、新曲Valkyrieのミュージックビデオが収録されています。 2017年1月31日にジョンが死去。後任ベース&ボーカルとしてビリー・シャーウッドが加入してツアーを乗り切り、2019年のツアーではサムに代わりロン・"バンブルフット"・サールが加入。2022年夏のツアーでは、ロンの代わりにマーク・ボニーラがギタリスト&ボーカルとして参加することが発表されました。 |
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ライヴ・イン・イングランド Live In England ハリー・ウィットリー(B, Vo)がエイジア曲をうまいことカバーしている姿をネットで見て感銘したジェフが、2023年にジョンのトリビュート・ライヴをやるにあたって彼に声掛けし、さらにiConの盟友ジョン・ミッチェル(G)、2013-5年にU.K.でジョンWとリズム隊を組んだヴァージル・ドナティ(Dr)を起用(詳しくはこちら)。すごくうまく行ったので、このメンツで「エイジア」として活動することを決定し、2024年7月に北米ツアー実施。 2025年4月11日のイギリス、サセックス州公演でのファースト・アルバム完全再現を収録。 私は4月18日の大阪公演に行きました。その様子を私のブログに載せています。 |
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