1980年に公開された映画版「タイタニックを引き揚げろ(監督:ジェリー・ジェームソン)」。
カッスラーはこの映画にはかなり不服をもったとのことで、この映画以降、2005年の「サハラ」までピット作品の映画化は拒否することになりました。確かに一部原作と異なる点がありますが、映画としてはよくできた作品だと思います。
このページは古本屋で入手した映画パンフレットと、数年前にビデオでみた時の記憶を元に作りました。


![]() ダーク・ピット |
![]() ジェームズ・サンデッカー |
![]() ジーン・シーグラム |
![]() ダナー・アーチボルド |
![]() ジョン・ビガロー |
アン・アーチャーは、トム・クランシー原作の映画、「パトリオット・ゲーム」でキャシー・ライアン役をしました。
アレックス・ギネスは、「スター・ウォーズ episode 4-6」でオビワン・ケノービを演じました。

ストーリーはほぼ原作とおりですが、人間関係面で若干異なります。
*ピットがNUMA所属ではない。
原作ではピットは「NUMA所属の空軍少佐」ですが、映画では「元海軍大佐で、フリーのエージェント」となっています。一番の違いは、映画のピットは生真面目でユーモアのかけらも感じられないことでしょう(笑)。
*ダナ・シーグラムが、「ダナ・アーチボルド」という役に代わっている。
原作では、ダナとジーンは夫婦でしたが、映画では彼女は、ピットの元恋人で、ジーンの現恋人となっています。原作にあったジーンとの夫婦関係のトラブルも映画では描かれていません。
*プレフロフの拉致&亡命作戦が描かれていない。
プロフレフはソ連情報将校として登場し、引き揚げ後のタイタニックにヘリコプターで乗り込み、引渡しを要求しますが、アメリカの潜水艦が姿を見せると、びびってしまい、すごすごと逃げ去ってしまいました。
原作で描かれていた「タイタニック引き揚げ作戦」のもうひとつの目的、プレブロフを拉致し、亡命させるという作戦は描かれていません。もちろん、特殊部隊との戦闘シーンもありません。
マーガニンも登場しますが、副官に徹しています。
*ジョルディーノの陰が薄い(出ていないに等しい)。
一応、ジョルディーノ役で、M Emmet Walshという俳優がクレジットされていますが、単なる海洋技師に過ぎず、ピットやサンデッカーとのやりあいもありません。まあ、ストーリー的には必要性は薄いかもしれませんが・・・。

パンフレットに載っていた写真です。ビデオの入手が困難な今、貴重な映像ばかりです。
写真をクリックすると、大きな画像がみることができます。
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